若妻会と長生会
怒ることは全くない!と記しましたが、ん?と怪訝に思うことはしょっちゅうです。
山羊小屋の隣に物置があるのですが、その陰で、立小便なさっている場面に遭遇したときとか、インターフォンを押さずにいきなり扉を開けて入ってこられたときとか、慣れない事象にびっくりしてしまうことはたびたびあります。
三月末まで、若妻会と長生会(いわゆる老人会)の「二股メンバー」として、行事(ほとんど公民館と神社のお掃除)に駆り出されていました。
72歳になったので、いくら何でも若妻会は・・・、と申し出て、しぶしぶ(私としてはめでたく!)退会の運びとなりました。
ひと月の自治会費(ここでは区費といいます)は3000円。一年で3万6000円。
その上、山道の整備とかお祭りの準備など地区の作業に参加しないと、出不足金として、いやが応もなく1000円から3000円(労力を伴うものほど高額)取り立てられるのです。
ことあるごとに徴収したそのお金は一体どこに消えているのだろう?
といぶかしく思うのは私だけ?
29軒のうち、移住者世帯は4軒。こっそり訊いてみたいところです。
最近になって、どうやら毎年結構な金額が消防団に上納されているらしい、と耳にしました
。
たしかに、薪をどっさり積んである我が家だけじゃない、だあれも管理していない空き家ばかりなのですから、いつどこでどういった火が出てしまうか・・・。
10キロ先の消防車を待つより、目の前にある消防隊分団の若者たちが駆けつけて消火に当たってくれる!
そりゃあ何より頼もしい。
しかしながら、そも、なりての若者がいない、という一番手前の問題をどうクリアしているのか、そこのところは大いに不明ですが。
さても、長生会の総会。
この地区を束ねていらした御年87歳の長老。
「次の会長はノボルくんでも、移住してきたナニガシくん(うちの夫)でもいいのだが、いやまあ、女性陣でもいいのだよ、だがね」
女性14人、男性5人の陣容です。
「ノボルくんも長いこと会長を務めることになるだね、これから。だとしたら、今回も、おいらがやることにするよ」
このご長老がお亡くなりになったら、たちどころに消滅するだろうと思います、長生会。
ほとんどの女たちは、物言うことに慣れてもいないし、めんどうを避けたい、ただそれだけで参加しているのですから。
男性方は?
うーん、彼らも、たぶん、何も考えていない。
思考停止状態で出席していると思われます。
先週だったか、「25年間にわたる森差配」と、WEBニュースで流れていました。
村における森喜朗的支配。
面倒なことをやり過ごす思考停止の人々を、ゆるぎなき思いで統率してくださって。
国会から、ここ寒村に至るまで、その精神はしっかりと浸透しているのです。
その及び様に思わずのけぞってしまうくらいです。
ところで。
今朝の朝食です。
昨日、雨の中、真鶴の干物を持ってきていただいて。
まあ、その鯵のおいしかったこと。
ご次男が、移住して「真菰(まこも)」を栽培なさりたいと。
江戸時代の古い家を購入したとき、付いてきてしまった田んぼ。
ぜひ、お使いください、と申し出て、今年から我が家は、草刈りの煩わしさから解放されることになりました。
若い人たちの試行、大歓迎です。
試行は思考停止を凌げるか。
消防団に入って、我々を守ってくださるのか。
いやはや、うれしい知らせです。
頑張ってください。
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