薪の素となるナラの木がたくさんやってきました。
ナラ材は家具や建具にも使われる広葉樹ですが、８トン車で運ばれてきた彼らは、曲がっていたりして、あっさりと、薪になるお役目を頂戴してしまいました。

夫はこれから毎日、借りてきたバックフォーを操り、とんでもない重さの木を持ち上げ、チェーンソーで切り分けていくのです。
手前に転がっているのがストーブに入る長さに切った「薪になる段階２」です。
太さまちまちの４０本の材木たち。
およそ３年分くらいはあるでしょうか。

江戸時代の家の周囲ぐるりに薪ラックを置き、割った薪を積み重ねていたのですが、使い切ることができず、今回はもっと増えて、どうやら薪棚を新設しなければならない羽目に陥り・・・。

どうする？作りますか？と夫に訊いたら、我が意を得たりの得意満面。
「単管パイプでごついのはどうだろう」

むむ、そう来るか、と、考え込むわたしの横で、いそいそとPCを開き、早くも、発注終わったよ、とご機嫌な様子。

きっと近いうちに武骨な薪棚ができあがることでしょう。

先週日曜日は長生会の定例会でした。
去年入会の新入りなのに、今年はもう役員。
無言の「圧」で、一品手作りが暗黙の了解事項です。

仕方がないので、土曜日にシュークリームの皮を焼き、日曜の朝、カスタードクリームを捏ね、生クリームを泡立てて詰めました。

素人の作品ですからそうりゃあもう形の悪いこと。
でも、結構好評でよかった、よかった。

議題は、神社のお掃除、どこのお風呂に入りに行くか。

そういえば、空き家であるお隣のお隣は山梨の方の別荘で、毎年ジャガイモ作りにおいでになるのですが、先週、うちでコーヒーを飲みながら話していて。

お風呂での出来事。

山梨のおうちの近くにあるビジネスホテル。
チェックアウトの午前１０時からお掃除に入る１１時半まで、近所の方に開放してくれていて、毎日のように友達と連れ添って、いい湯に浸かってますよ、という話を以前伺っていました。

だけんどもう、風呂に入れなくなった、だね。
えっ？
二週間ばかし前だな、いつものように友達と浸かりに行っただが。
ちょっと知り合いと話してたら、先に入った友達が、死、死んでるよお、って、飛び出してきて。

慌てて見に行っただよ。
ジイさん、大きな湯船に頭突っ込んでて。動かん。
すぐに警察も来て。
友達は第一発見者になってしまっただに、大変。わたしでなくてよかっただが。

いやもうだめ・・・。
うちの風呂、はいってても、足突っ張ってますよ、うんと怖ろしくて、ね。

春は進み、世界も動く。
どうぞ穏やかな善き日がもたらされますように。